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だるま朝日 日の出直後の太陽がくびれる蜃気楼の一種 和歌山・新宮

ウェザーニュース / 2022年11月11日 7時30分

ウェザーニュース

今日11月11日(金)朝は、広範囲で高気圧に覆われていて、すっかり遅くなった日の出を各地で見ることができました。

和歌山県新宮市では、海から昇る太陽が水平線間際でくびれて見える「だるま朝日」の様子が撮影されました。

気温差で生じる蜃気楼の一種

だるま朝日は、太陽の光が屈折することで起こる蜃気楼の一種です。通常、光はまっすぐ進みますが、密度の異なった空気を通ると光は曲がって進みます。空気の密度は、主に気温によって決まるため、上空の冷たい空気と比較的暖かい海面付近の空気の間に大きな気温差が生まれるとそこで光が屈折します。これにより、丸い太陽が歪んでだるまのような形に見えるのです。

新宮市周辺の海域では海水温が22~23℃ほどあり、高気圧に覆われて放射冷却が効いた影響で冷え込んだ地上付近との気温差が大きくなりました。

昼間は日差し暖かく、朝との寒暖差大

今日は関東から近畿、中国地方にかけては穏やかに晴れる見込みです。昼間はたっぷりの日差しで気温が上がり、気温は20℃を超えるところが多くなります。

放射冷却が効いて気温の下がった朝と昼間の寒暖差が大きくなります。空気も乾燥して体調を崩しやすい時期です。長袖の上着など服装で上手に調節してお過ごしください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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