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富士山に二層になった笠雲 天気が下り坂に向かう兆し

ウェザーニュース / 2022年11月13日 9時30分

ウェザーニュース

今日13日(日)の朝、富士山に二層に分かれたような笠雲がかかりました。これから天気が下り坂に向かう兆しです。

上下に分かれたような笠雲

富士山周辺は朝の時点ではまだ雲が少なく、山頂付近には上下、二層に分かれるように大きな笠雲がかかりました。

笠雲は富士山のような独立峰の山頂付近に現れる雲です。山が笠を被っているように見えることから笠雲と呼ばれます。
 ・上空の風が強い
 ・湿った空気が存在する
という気象条件の時に発生しやすくなります。

前線に向かって湿った空気が強く流れ込む

笠雲の仕組み

強い風が山にぶつかると、両側や上方に風の流れが変わります。空気が湿っている場合、空気が山にぶつかって持ち上げられると膨張して冷えることで雲ができ、山頂の風下側では下ることで空気が暖まって雲が消える、という原理で山頂付近にだけ雲ができるのです。風の強さなど条件によって笠雲は様々な姿を見せます。

今日は日本海の前線に向かって湿った空気が流れ込み、富士山頂に近い高さでは20m/s前後の強風で、笠雲が出来やすい気象状況です。この後は前線が近づいて天気が崩れ、雨が降り出す予想。今日の笠雲は天気下り坂の兆しと言えます。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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