気象庁1か月予報 冬の訪れはゆっくり 太平洋側は雨が多い予想
ウェザーニュース / 2022年11月17日 15時45分
今日17日(木)、気象庁は11月19日から12月18日までの1か月予報を発表しました。
12月に入っても気温は平年より高い傾向が続く見通しです。太平洋側は平年のこの時期に比べると曇りや雨の日が多く、降水量は平年より多いとみられます。
全国的に気温高く、季節の歩みはゆっくり
この先1か月の気温
前回発表の予想に比べて12月に入ってからの寒気の南下が弱まる傾向となりました。
日本付近は冬型の気圧配置になりにくく、1か月の平均気温は全国的に平年よりも高い予想となっています。段々と寒い日は増えていくものの、例年に比べると季節の進むペースはゆっくりです。
ただ、平均気温が高い傾向でも、一時的な寒気の南下で寒い日はあり、むしろ寒暖の差が大きくなる可能性があります。体調管理はしっかりと行うようにしてください。
太平洋側で降水量が多い予想
この先1か月の降水量
日本のはるか東の海上で高気圧が強まる影響で、太平洋側の各地には湿った空気が流れ込みやすくなります。特に11月中は平年のこの時期よりも、低気圧や前線の影響を受けて雨の降る日が多い見込みです。
1か月の降水量は西日本、東日本の太平洋側で平年より多く、北日本の太平洋側は平年並みか平年より多い予想となっています。
日本海側は平年と同様の降水量となるものの、気温が高い傾向が続くため雪になりにくいとみられます。降雪量は平年よりも少なく、本格的な雪のシーズンが到来するのは遅れる見通しです。
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