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みかんは房の数が多いほど美味しい? 皮をむかなくても房の数を知る方法とは

ウェザーニュース / 2022年11月28日 5時0分

ウェザーニュース

冬が旬のみかん。今ではハウス栽培も普及しており、1年でまったく目にしない日は少ないですが、やはり露地栽培ものが出回るこれからが本格的な時季になります。

ウェザーニュースで「今シーズン、もうみかんを食べましたか?」というアンケート調査を実施したところ、全体では「食べた」という回答が57%を占め、過半数がすでに今シーズンのみかんを味わっていることが分かりました。

また、地域別に詳しく見ると、九州や四国では「食べた」が70%を超える結果となるなど、沖縄を除けば、みかんの産地が多い西のエリアほど、たくさんの人が食べているようです。

これから本格的に出回り始めるみかん。せっかくならおいしいものを食べたいと思いますが、おいしさを見分けるちょっと変わったやり方があるそうです。静岡県、三ヶ日みかんの産地JAみっかびの久米覚さんに伺いました。

みかんの美味しさは「糖酸比」で決まる

みかんはただ甘いだけ、つまり糖度が高いだけでは美味しさが感じられないそうです。

「みかんは適度な酸っぱさが重要で、糖度と酸度のバランスを表す『糖酸比』によって美味しさが感じられるのです。品種にもよりますが、大体糖度9.5~14度で、酸度0.8~1.5度の範囲のみかんが糖酸比がとれた美味しいみかんといわれています」(久米さん)

みかんは収穫後に酸味が抜けていくので、お好みの酸っぱさのタイミングで食べるとよいそうです。ほかに美味しいみかんの条件はありますか。

房の数が多い方が美味しい?

「実は、みかんは房の数が多いと美味しいと言われています。房の数が多いと、みかんがよく生育して甘くなっているからです」(久米さん)

この房の数は皮をむかなくても知ることができます。小さいころ、みかんの房の数をむかずに当てる、というゲームをした人も少なくないのではないでしょうか。

「みかんの房の数はヘタを取って、ヘタの跡の白い筋の数を数えればむかずに知ることができます。この白い筋は維管束(いかんそく)と呼ばれ、ひと房ずつに栄養を運ぶ管になっています。そのため、維管束の数は房の数と同じなのです。ただし、ヘタをとったときに筋が見えにくくなっている場合もあります。

もちろん、店で販売されている時はヘタをとることはできませんので、おうちで試してみてください」(久米さん)

そのほかにも、皮と果肉の間にすきまがなく、ぴったりとはりついてむきにくいぐらいの方が甘い場合が多いと言われているそうです。

みかんには1日に2個食べれば、1日分の必要量が摂れるというビタミンC、骨を健康に保つ働きを持つと言われるβクリプトキサンチン、高血圧を下げる助ける働きをするとされるGABAなどが含まれています。また、薄皮や白い綿の部分には食物繊維が豊富に含まれているので、おなかの調子を整えて便通を改善する効果があると言われています。

値段もお手頃になるこれからの季節、気軽に食べられるみかんを美味しく食べて、体調を整えましょう。

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