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今日11月26日は「いい風呂の日」 「冷え」に効く3つの入浴法

ウェザーニュース / 2022年11月26日 5時0分

ウェザーニュース

今日11月26日は「いい風呂の日」。「1126=イイフロ(いい風呂)」の語呂合わせから、日本浴用剤工業会が制定したそうです。

秋が深まるにつれて朝晩と昼間の寒暖差も激しくなり、徐々に冷えを感じる人も増えているのではないでしょうか。寒暖差によって自律神経が乱れると、一層冷えを感じやすくなるといいます。この時期辛い冷えに効果的なお風呂の入り方を“チームお風呂博士”に教えていただきます。

毎日の入浴で体をメンテナンス!

入浴は単に汚れを落とす行為ではなく、体のメンテナンスという意味でも役立つものです。株式会社バスクリンの「チームお風呂博士」のひとりで、バスクリンつくば研究所の石澤太市さんがこの季節に特におすすめしたいのは、「冷え」対策だと言います。

「秋が深まって“冷え”が体にこたえるようになりますね。冷えは、血流が悪くなることで生じます。血流が悪くなる原因は、ストレスや不規則な生活、筋肉量の不足など、さまざまです。お風呂に入ると温熱作用、水圧作用、浮力作用により、体がリラックスし、体温が上昇します。全身の血流が良くなるため、さまざまな原因の冷えに対して効果が期待できるのです」(石澤さん)

「冷え」に効く3つの入浴法

血行促進効果を上げるための、入浴のポイントを教わりました。

(1)たっぷりのお湯で温熱と浮力を感じる


お風呂に浸かるときは、温かさとともにゆったりと浮力も楽しむのがよいといいます。

「お湯の温熱には血行を促進する効果があります。そして、浮力には、関節や筋肉の負担を和らげ、脳の緊張を緩和させるなど、リラックス効果があることがわかっています。できるだけたっぷりのお湯でゆったり気分を味わいましょう」(石澤さん)

(2)ぬるめのお湯にしっかり浸かる


40℃程度のお湯で10〜15分、しっかり浸かりましょう。

「朝晩がひんやりとしてくる秋は、少しぬるめのお湯がおすすめです。熱めのお湯に比べて体温の上昇は緩やかですが、緩やかに上がる分だけ体の芯まで温まり、入浴後の体温が冷めにくくなります。

10〜15分は意外と長い時間ですが、額に汗ばむ位を目安にすれば良いでしょう。また、入浴は思った以上に汗をかいて水分を奪われるので、水分補給はしっかりと行いましょう。また、体調に合わせて、無理をしないよう気をつけてください」(石澤さん)

(3)半身浴でもOK


湯船に長い時間浸かっているのが苦手な人は、半身浴でもよいそうです。

「まず、体を温めるために5分ほど全身浴をします。次に、体を起こしたりお湯を減らすなどして、水面がみぞおちの辺りにくるぐらいにして、15分程度半身浴をします。さらに、この状態で顔を残してお風呂の蓋をすれば、サウナ状態になってより効果的です」(石澤さん)

「寝る前の手足の冷えが楽になったか、寝つきがよくなったか、靴下なしで眠れそうか、など自分の体への効果を実感してください。ただ、入浴は長く入るほど効果が高くなるというものではありません。決して無理をせず、体調や気分に変化があったらすぐに中断してください。」(石澤さん)

入浴剤を上手に活用することも、体を温める点で効果的だそうです。「さら湯より効果的に体を温め、浴後もぽかぽか感が続きます。さらに炭酸ガス系入浴剤は血管拡張作用もあり、おすすめです」(石澤さん)

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