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激しい雨や落雷、突風に警戒 明日以降は雪の範囲が拡大

ウェザーニュース / 2022年11月29日 10時20分

ウェザーニュース

今日29日(火)は低気圧や前線の通過に伴い、全国の広い範囲で雨となります。九州では朝から激しい雨の降っている所があり、午後は北日本、東日本でも強雨や落雷、突風などに警戒が必要です。

南から暖かく湿った空気が流入

西日本を進む低気圧や北海道の北を進む低気圧に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいます。今朝は九州南部で特に雨雲が発達しており、10時00分までの1時間には鹿児島県鹿屋市・吉ケ別府で48.0mm、宮崎県日南市・油津で43.5mmの激しい雨を観測しました。

低気圧や前線の東進に伴って激しい雨のエリアも東に移り、この後は四国や近畿、東海の太平洋側でも雨雲が発達する見込みです。局地的には1時間に50mm近い激しい雨の降るおそれがありますので、道路冠水や河川の急な増水などに警戒をしてください。

また、北日本や北陸なども活発な雨雲が通過し、雷や突風を伴った強い雨の降るおそれがあります。

南寄りの風が強まり横殴りの雨に

29日(火)夜の予想天気図

低気圧が発達しながら通過するため、全国的に南寄りの風が強まります。9時30分までの最大瞬間風速は、兵庫県洲本市で23.9m/s、鳥取県大山町・塩津で22.7m/s、富山県上市町で22.4m/sなど、南風の吹き抜けやすい所で強まっている状況です。

午後は関東や東海、北日本でも風が強まる予想で、関東では東京湾周辺を中心に瞬間的に20m/sを超えるような強風が吹くとみられます。

夕方の帰宅時間帯に傘が差しづらいほどの横殴りの雨になる所がありますので、十分に注意をしてください。

明日からは北海道など大雪のおそれ

30日(水)夜の天気分布予想

低気圧や前線が東に抜けると冬型の気圧配置に変わり、一転して上空に強い寒気が流れ込み始めます。今シーズン初めてとなる本格的な寒気で、北日本を中心に明後日12月1日(木)にかけて雪の降る範囲が拡大する予想です。

北海道では今夜から、東北の平野部でも明日30日(水)には雨が雪に変わる所が増え、青森市や秋田市などで初雪の可能性が高くなっています。明日夜の天気分布を見ると、北海道や東北北部は平野部でも雪、東北南部から北陸でも山間部は雪になる見込みです。

北海道は大雪や吹雪となり広い範囲で10cm以上、多い所では30cm前後の積雪のおそれがあります。本州の山沿いでも雪の積もる所がありますので、除雪などの準備をしておいてください。

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