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明日は強い冬型の気圧配置 北日本は大雪で全国的に冬の寒さ

ウェザーニュース / 2022年11月29日 16時30分

ウェザーニュース

明日30日(水)の日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込みです。強い寒気が次第に南下し、明後日12月1日(木)にかけて北海道の広い範囲や東北の山沿いで大雪のおそれがあります。

東北の各地で初雪の可能性が大きい

低気圧や前線は今夜のうちに東に抜け、明日の日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になります。等圧線が縦に何本も並ぶ強い冬型です。

平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で-6℃の寒気は明日朝の時点で北海道の大部分を覆います。その後ろには-12~18℃の真冬並みの強い寒気が控えていて、明後日にかけてに流れ込んでくる見込みです。

雪の範囲は北海道から南へと広がり、午後は東北北部でも雪が予想されます。記録的に初雪が遅れている青森市でも次第に雪に変わる予想です。

今シーズン最初の大雪に

12月2日(金)朝までの積雪の予想

北海道は明日から明後日12月1日(木)にかけて大雪や吹雪となり広い範囲で10cm以上、多い所では30cm前後の雪が積もる見込みです。札幌市などを含む市街地で本格的な積雪となる所が多いため、冬用タイヤを装着していても車の運転は慎重に行ってください。内陸部では除雪が必要になることが考えられますので、明後日の朝は時間を確保しておくと良さそうです。

東北北部でも内陸部では雪が積もり、山沿いは大雪が予想されます。東北南部や北陸、中国地方の山間部でも積雪の可能性がありますので、標高の高い峠道の走行は冬用タイヤやチェーンなどの滑り止めの準備が欠かせません。

全国的に冬本番の寒さ

12月1日(木)午後の予想気温

寒気のピークとなる明後日12月1日(木)は全国的に寒くなります。一日の中で気温が最も上がる時間帯の14時の気温分布をみても、西日本、東日本の広い範囲に10℃未満を示す黄色の領域が広がっています。

予想最高気温は東京都心や大阪市が12月中旬並みの12℃、福岡市は真冬並みの9℃の予想です。11月は比較的気温の高い日が多かっただけに、一層寒く感じられます。

北海道はほぼ全域が0℃未満を示す水色や青色で、札幌市の最高気温は-2℃。今シーズン初めて最高気温が0℃未満の真冬日となる見込みです。全国的に冬物の防寒具が必要な一日となります。

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