気温高く北陸や山陰は夏日の所も 明日は一転、気温が急降下

ウェザーニュース

今日29日(火)は低気圧や前線に向かって南から暖かな空気が流れ込み、全国的に気温は高くなりました。北陸や山陰ではフェーン現象で25℃を超えています。明日30日(水)は北から寒気が流れ込むため、一転して気温が急降下する見込みです。

北海道もこの時期としては高い気温

曇りや雨の所が多かったにも関わらず全国的に気温は高く、西日本や東日本に加え、東北の沿岸部でも20℃以上となりました。北海道でも道南やオホーツク海側の一部で15℃以上と、平年を大幅に上回る気温です。

特に南風が山を越えてフェーン現象が発生した山陰や北陸は気温が高く、島根県浜田市で26.6℃、鳥取県大山町・塩津で25.3℃、富山県魚津市で25.7℃など25℃以上の夏日を観測しています。雨雲が抜けた後に日差しが届いた鹿児島市も25℃を超えました。

明日は北から気温が急降下

30日(水)の天気と気温

明日30日(水)は上空に寒気が流れ込んでくるため、今日よりも気温の下がる所が多くなります。

早くから寒気の影響を受ける北海道は特に気温が低く、札幌市の最高気温は6℃の予想。ただ、この最高気温は日付が変わった直後で、昼間は0℃前後となる見込みです。今日の昼間に比べると10℃以上低く、季節風が強まるため体感温度はさらに下がります。

西日本や東日本でも20℃に届く所はほとんどなく、金沢市や福岡市は15℃止まりです。関東だけは暖かな空気が残るため今日と変わらず、東京都心は19℃の予想となっています。