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カイロを貼るべきツボ3選 ランキングでご紹介

ウェザーニュース / 2022年12月1日 5時0分

ウェザーニュース

12月になり、季節外れの暖かさから急に冬らしい寒さになっています。

身体の芯まで冷え込む季節に必須のカイロですが、どこに貼るのがいいのか悩んでいませんか?

源保堂鍼灸院の瀬戸郁保先生に、冬を乗り切るのに効果が高いと言われるカイロの貼付箇所をランキング形式で教えてもらいました。

第1位:大椎(だいつい)

寒さ対策で1番のオススメは首の後ろにあるツボの大椎。風邪を予防し、悪寒、風邪、頭痛などの症状をやわらげる効果があります。

「風邪の引き始めなどに背筋がゾクッとした悪寒を感じるところ、が大椎と覚えてください。大椎は身体の温もりを作り出すところとされているので、ここを温めることによって身体全体を温めることができます。

マフラーも大椎が隠れるように使うと保温効果が高まり、カイロをここに貼れば効果は絶大です。首が開いたインナー着用時など、大椎の上に貼ることができない場合はなるべく大椎に近いシャツの上部に貼るようにしてください」(瀬戸先生)

第2位:神闕(しんけつ)

お腹を冷やしてしまってお腹の調子が悪いとき、手足が冷えるとき、入学試験など緊張やストレスを感じるときにオススメの貼付箇所が神闕、つまりおヘソです。

「『お母さんと繋がっていたおヘソには神が宿る』とされ名付けられたツボ。最近はレンジで温め使うことができる『ヘソ灸グッズ』が流行っていますが、おヘソを温めると冷えによって起きた下痢や消化不良が改善される上、リラックス効果もあります。

入学試験など緊張するときや、気が張って眠れないときなどもおヘソを温めるといいでしょう。後述の丹田と位置が近いので、大きめカイロ1枚で両方のツボをカバーするのもオススメです」(瀬戸先生)

第3位:丹田(たんでん)

疲れ気味で元気が出ない時、免疫力が下がったと感じた時、冷えで腰痛になりやすい時や大病予防に貼りたいのがヘソ下5〜9cm程度のところにある丹田です。

「東洋医学や日本の武術などでエネルギーが集まる場所として重要視される丹田ですが、ここが弱ると免疫力も低下し、病気にもなりやすくなるとされています。もし丹田を触ってみて、冷えた感じがするとか、くぼんだ感じがする場合は要注意。自分の身を削って生命力を消耗しています。

丹田は程よく弾力があり、温かみがあるのが理想的。カイロなどで温めたり、しっかり栄養と休息をとって身体をいたわってあげてください。疲労から免疫力が落ちて風邪を引いたときは、大椎とダブルで貼るといいでしょう」(瀬戸先生)

カイロを貼る場所や、寝る時には外して低温やけどに気をつける、など基本的なことを守っていればカイロは毎日使うことができます。ご自身の体調に合わせてぜひ有効活用してください。

寒い冬の夜、屋外でのイルミネーションも、カイロを貼ることで寒さを和らげながら楽しめそうですね。

参考資料など

取材先:源保堂鍼灸院(http://genpoudou.com/)、瀬戸郁保氏、瀬戸佳子氏

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