北海道は30cm以上の新たな積雪 明日にかけて大雪が続くおそれ
ウェザーニュース / 2022年12月1日 10時30分
今日12月1日(木)の日本列島は冬型の気圧配置が続いています。この時期としては強い寒気に覆われて、北日本の日本海側を中心に積雪が増えている状況です。
今日の午後から明日2日(金)にかけても雪が続くため、さらなる積雪の増加に注意をしてください。
東北も山沿いで積雪が増加
北海道の上空1500m付近には-15℃以下の真冬並みの寒気が流れ込み、平地で雪を降らせる目安の-6℃の寒気は東北南部から山陰付近まで南下しています。
強い寒気に覆われている北海道や東北北部は日本海側を中心に断続的に雪が降り、10時までの24時間で新たに降った雪の量は、北海道滝川市で31cm、旭川市で18cm、青森県青森市・酸ケ湯で25cmを観測しました。東北南部でも山沿いは積雪が増えており、山形県大蔵村・肘折で積雪が10cmに達しています。
風はピークを過ぎつつあるものの、北海道の沿岸部では平均で10~15m/sの強風が続いており、10時の時点で北海道石狩地方、留萌地方には暴風雪警報が継続中です。
午後も広い範囲で雪 北陸では雷雨や霰(あられ)も
12月1日(木)夕方の雪・雨の予想
午後も北海道や東北北部には日本海から活発な雪雲が次々と流れ込んで、断続的に雪が降る見込みです。多い所では明日2日(金)の夜にかけて、さらに20~30cmの雪が積もるとみられます。車で移動をする場合は、速度を控えめにしてください。内陸部などは明日朝、除雪の時間を確保しておくと良さそうです。
また、日本海で異なる方向の風がぶつかることで形成されるJPCZ(日本海寒帯気団集束帯)の周辺の発達した雲がかかる北陸では、局地的に雷を伴った強い雨の降る可能性があります。大気の状態が非常に不安定になるため、強い霰(あられ)や突風を伴うおそれがあり、雷鳴が酷くなってきた場合は注意が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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