来週は今冬一番の寒気が南下 北陸から山陰も本格的な雪に
ウェザーニュース / 2022年12月8日 17時50分
来週14日(水)頃、日本付近は冬型の気圧配置が強まり、上空にはこの冬一番の寒気が南下する予想となっています。北日本の日本海側は大雪となり、北陸や山陰の平野部でも本格的な雪になる見込みです。全国的に寒さも厳しくなります。
北陸や山陰も広範囲で雪に
寒気のピークとなる14日(水)の夜は、平地で雪を降らせる目安となる上空1500m付近で-6℃以下の寒気が関東から四国付近まで南下する見込みです。北海道や東北北部はさらに強い、-12℃以下の寒気に覆われます。
-6℃の南下で比較すると、今月初めの寒気よりもさらに強く、北陸から山陰にかけての平野部でも雪の所が多くなる見通しです。富山市や鳥取市はまだ初雪の観測がありませんので、今冬最初の雪がいきなり積もる可能性があります。
北日本の日本海側は断続的に雪が強まり、大雪が予想されます。風も強まって吹雪となる所もありますので、雪や風のピークのタイミングは移動が困難になるかもしれません。
全国的に真冬の厳しい寒さ
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202212/202212080215_box_img2_A.jpg?1670485226)
15日(木)の天気と気温
寒気の南下に伴って14日(水)から15日(木)は、全国的に気温が低くなります。最も気温が下がるのは15日(木)頃で、関東から西日本の各地でも昼間の最高気温が10℃に届かない所が多い予想です。大阪市や福岡市は真冬並みの9℃、東京都心も10℃までしか上がりません。
札幌市は-3℃の真冬日で、平年のこの時期に比べて5℃くらい低い気温です。北海道は来週はじめに一旦寒さが緩むため、気温変化に注意が必要です。気温が大きく変わることで、路面状況が悪化することも考えられます。
北海道はその後も寒気の影響を受けやすく、気象台は低温と大雪に関する早期天候情報を発表しました。雪や寒さの予想に変化が出ることもありますので、今後の情報をこまめにご確認ください。
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