24時間以内に台風発生予想 発生すれば「台風25号」に
ウェザーニュース / 2022年12月10日 10時30分
12月10日(土)9時現在、フィリピンの東で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。
台風が発生すればおよそ1か月ぶりで、台風25号と呼ばれることになります。
▼熱帯低気圧 12月10日(土)9時
中心位置 フィリピンの東
移動 北北西 20 km/h
中心気圧 1004 hPa
最大風速 15 m/s
最大瞬間風速 23 m/s
日本への直接の影響はない見通し
この熱帯低気圧はフィリピンの東で勢力を増し、最大風速が18m/sとなって台風の基準に達する見込みです。ただ、その後の顕著な発達は予想されておらず、13日(火)頃には再び風速が17m/s未満となって台風の基準を下回り、熱帯低気圧になる予報です。
進路は、高気圧の縁に沿って北東へ移動することが示唆されています。沖縄付近までは北上しない見通しです。勢力を落として熱帯低気圧になった後は、場合によっては小笠原諸島方面に向かう可能性がありますが、まだ予測の誤差が大きいため今後の週間天気予報にご注意ください。
12月にも平均1.0個の台風が発生する
平年の台風発生数
今年はこれまでに24号までの台風が発生していて、次に台風が発生するとおよそ1か月ぶりになります。
12月の台風発生数の平年値は1.0個で、台風が発生しても珍しいことではありません。年間で最も台風の発生が少なくなるのは1〜3月にかけての時期です。
なお、平年の年間台風発生数は25.1個ですので、今年の台風発生数はほぼ平年並みになりました。
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