今夜、ふたご座流星群がピークに 気になる天気は?
ウェザーニュース / 2022年12月14日 7時14分
今日12月14日(水)夜に、ふたご座流星群が極大を迎えます。
ふたご座流星群は毎年安定して多数の流星が流れることで知られる流星群で、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と共に「三大流星群」の一つとされています。
活動のピークは22時頃で、15日(木)明け方にかけて見頃となります。
関東など太平洋側で観測のチャンス
日本付近は冬型の気圧配置で、東日本や西日本の太平洋側の地域、北海道の道東では雲が少なく、晴れて流星観測に好条件となることが期待できます。厳しい寒さとなるため、万全な防寒をして星空観測をお楽しみください。
北日本や日本海側の各地では雪が降りやすくなるため、流星観測は難しそうです。
観測のポイント
12月14日(水)21時頃 東の空(東京)
★極大予想 12月14日(水) 22時頃
★母天体 ファエトン(小惑星)
今日14日(水)は、ふたご座流星群が極大を迎える22時より前に地平線から月が昇ってくるため、月が高く昇る前の21時から24時頃が観測におすすめの時間帯です。
流れ星は空のあちらこちらに飛ぶので、空全体をぼんやり眺めるようにして流星観測をお楽しみください。
ふたご座流星群の特徴
(1)毎年、多くの流星が出現
毎年同じ時期に、安定して多くの流星が出現する、当たり外れの少ない流星群といえます。国立天文台によると、空の暗い場所で観測した場合の流星の数は、ピーク時で1時間あたり40個から45個と予想されるとのことです。
(2)ほぼ一晩中観測が可能
流星群に属する流れ星は、放射点という天球上の一点から流れます。ふたご座流星群は、その名の通り冬に見頃を迎えるふたご座に放射点があるため、夜の早い時間に放射点が地上に昇ってきます。このため、活動期にはほぼ一晩中ふたご座流星群の流れ星を観測することが可能です。
(3)極大日を過ぎると流星数は一気に減少
ふたご座流星群は、活動のピーク後に短時間で活動が一気に低下するという特徴があります。
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