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富士山の山頂に大きな笠雲 天気は下り坂へ

ウェザーニュース / 2022年12月17日 8時20分

ウェザーニュース

今日17日(土)朝から富士山の山頂付近には厚い笠雲がかかり、朝日に照らされる迫力ある姿が見えました。この笠雲はこれから天気が下り坂に向かう兆候です。

厚みのある笠雲が山頂付近に

静岡県富士宮市から見た富士山には、下層にモクモクとした積雲が見られ、山頂付近には厚みのある大きな笠雲がかかっています。

笠雲は富士山のような独立峰の山頂付近に現れる雲です。山が笠を被っているように見えることから笠雲と呼ばれます。
 ・上空の風が強い
 ・湿った空気が存在する
という気象条件の時に発生しやすくなります。

富士山の山頂付近は20m/sを超える強風

笠雲の仕組み

強い風が山にぶつかると、両側や上方に風の流れが変わります。空気が湿っている場合、空気が山にぶつかって持ち上げられると膨張して冷えることで雲ができ、山頂の風下側では下ることで空気が暖まって雲が消える、という原理で山頂付近にだけ雲ができるのです。風の強さなど条件によって笠雲は様々な姿を見せます。

今日は本州の南の海上に伸びる前線が接近する影響で上空の空気は湿っていて、富士山頂に近い高さでは20m/sを超える強風が吹いています。笠雲が出来やすい気象状況です。

午後にかけて前線に伴う雲が広がり、富士山周辺では雨や雪が予想され、天気下り坂を示唆する笠雲と言えます。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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