1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

余ったおせちを有効活用! 黒豆で作る、自家製納豆

ウェザーニュース / 2023年1月6日 10時15分

ウェザーニュース

おせち料理の豆料理といえば黒豆。自分で黒豆を煮る人は乾燥黒豆を買うことが多いと思いますが、乾燥黒豆を使いきれなかった場合の有効な活用法を、発酵食コーディネーターで料理研究家の加藤なぎささんに伺いました。

黒豆納豆はコクが深くておすすめ

「黒豆というと調理法は煮豆だけ、と思う方も少なくないですが、実は納豆にすると粒が大きめで食べ応えがあり、コクが深い上に糸引きが強烈になります。黒豆に徐々に納豆菌がついて変化していく様子も楽しいものです」(加藤さん)

黒豆納豆の作り方

内ザル付きの容器を使って水分がザルの下に落ちるようにし、黒豆が直接水に浸からないようにするのがコツだそうです。

【材料】
・乾燥黒豆:100g
・お好みの納豆:1パックの1/4程度

【発酵用具】
・内ザルがついた容器(蒸し野菜、豆腐保存用など)
・電気アンカ1個または使い捨てカイロ2~3個
・保温用のクーラーバッグまたは発泡スチロールの箱

【作り方】
〈1〉黒豆を洗い、たっぷりの水に十分にふくらんで皮にしわが無くなるまで、一昼夜ぐらい浸ける。

〈2〉圧力鍋で豆をゆでるか蒸す。最初は強火で、沸騰したら弱火にして小粒は30分、大粒は40分ぐらいゆでるか蒸す。手に取ってみて簡単につぶれるぐらいまで柔らかくする。圧力鍋がなければ普通の鍋でもOK。ただし柔らかくなるまで時間がかかる。

〈3〉豆を加熱している間に、市販の納豆パックの1/4程度を小さい器に取り、ぬるま湯を入れてよくかき混ぜ、ザルなどを通して豆を取り除いたネバネバの水を作る。面倒であれば豆を取り除かなくてもOK。

〈4〉できあがった豆が熱いうちに煮沸消毒したボウルに移し、〈3〉をまんべんなく振りかけて静かに混ぜる。これを内ザル付きの容器に入れて納豆菌が呼吸できるようにし、発酵して出た水分が豆に落ちないようにペーパータオルをかぶせ、ふたを少し開けておく。容器にあまりたくさん豆を入れると発酵が進みにくいので、豆が4段重ねになる程度までにする。

〈5〉保温用容器に電気アンカまたは使い捨てカイロを入れ、〈4〉を入れて熱が逃げないようにする。ただし、空気が入らないと発酵に支障があるので密封はNG。温度は、中に手を入れてかなり暖かい感じ(40℃前後)。

〈6〉保温容器の温度や季節にもよるが、だいたい丸一日ぐらいしたところで、容器内の様子を観察。豆の周りが白くなって糸を引くようなら発酵終了。別の容器に移して冷蔵庫で半日ほど熟成させればできあがり。

黒豆には、大豆の健康効果に加えて抗酸化作用を持つ「アントシアニン」が含まれています。さらに納豆にすれば、美味しい上に発酵パワーも加わります。案外簡単なので、納豆好きな方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください