12月もラニーニャ現象は継続 冬の終わりまでに終息見込み(エルニーニョ監視速報)
ウェザーニュース / 2023年1月11日 14時15分
気象庁は11日(水)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。12月の時点ではラニーニャ現象は継続中です。今後は次第に平常の状態に近づき、2月までに70%の確率で終息するとみられます。春にかけては平常の状態が続く見込みです。
12月も監視海域の海面水温は基準値より低い
12月の南米沖・エルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に比べて0.7℃低く、11月に比べると少し上昇しました。ラニーニャ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の10月の値は-0.8℃で、14か月連続して-0.5℃以下です。
海洋表層の水温は西部で平年より高く、中部から東部では平年よりも低くなりました。
また太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発、中部の大気下層の東風(貿易風)は平年より強く、引き続きラニーニャ現象が継続していると考えられます。
2月までにラニーニャ現象は終息する可能性が高い
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202301/202301110075_box_img1_A.jpg?1673414155)
エルニーニョ/ラニーニャ現象の経過と予測
エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、太平洋赤道域の中部にみられる暖水が東に移動することによって、監視海域の海面水温は上昇に転じ、次第に基準値に近づく見通しです。
2月には平常に戻る確率が70%となっており、冬の終わりまでにラニーニャ現象は終息する見込みです。3~5月にかけての春の期間は平常の状態が80%の確率で続くとみられます。
ラニーニャが解消に向かっても寒気は南下しやすい
ラニーニャ現象は終息に向かうものの、日本付近の冬の天候には影響が残ります。上空を吹く強い西寄りの風、偏西風が日本付近で南に蛇行して、寒気の流れ込む時期がある見込みです。
今週後半は一時的に気温が大きく上昇するものの、その後は平年並みの寒さに戻り、2月にかけても平年並みの所が多い予想となっています。
参考資料など
気象庁より
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