北陸は雨から雪に変わり一気に積雪 午後は激しい雪に厳重警戒を

ウェザーニュース

今日24日(火)の北陸は降り始めはほとんどの所が雨でしたが、寒気の流入によって急速に雪へと変化してきました。気温が0℃近くまで下がり、あっという間に雪が積もっています。午後は激しい雪のおそれがあるため警戒が必要です。

富山市ではすでに4cmの積雪

寒気の流入に伴って、北陸の平野部では雨から雪に変化しています。シアーライン（風の流れが変化する境界線）周辺では雲が発達していて、富山県や石川県を中心に雪が強まってきました。

富山市は雨が降り出した9時頃は3℃前後だった気温が急速に下がって9時半過ぎには0℃台まで低下。それとともに雪に変わり、一気に積もり始めています。11時の時点では4cmの積雪を観測しました。石川県でも珠洲市で1cmの積雪です。写真の富山県滑川市では粒の大きな雪が勢いよく降っていて、車道もすでに真っ白になっています。

11時15分の時点で新潟県と富山県には暴風雪警報が発表中です。

午後はさらに激しい雪に

24日(火)夕方の雪・雨の予想

午後はJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う活発な雪雲の帯がかかってくる見込みです。非常に発達した雪雲で、局地的には1時間に10～15cmの激しい雪を降らせるおそれがあります。

これだけ激しい雪が降ると、道路の状況はあっという間に悪化して、身動きが取れなくなる危険性が高まります。夜にかけて断続的に強い雪が降るため、一度立ち往生が発生した場合は車両滞留などの交通障害が長時間に及ぶ見通しです。

風も強く猛吹雪となって視界がほとんど効かなくなることも考えられますので、雪や風のピーク時の移動は避けるようにしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）