京都や熊本など広範囲に大雪警報 積雪急増や吹雪で車の運転は危険に

ウェザーニュース

今冬の最強寒波がピークを迎えつつあり、各地で雪が強まってきました。九州から近畿、北陸など広い範囲に大雪警報が発表されており、1時間に10cm前後の激しい雪を観測した所もあります。猛吹雪で視界も悪く、今夜にかけて車の運転は危険な状態の所が多い見込みです。

京都では30分ほどで一気に積雪

山陰から近畿北部、北陸にかけてはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う活発な雪雲の帯が伸びています。

上空の寒気が非常に強い分だけ、雪雲が発達しており、17時までの1時間には長野県野沢温泉村で11cm、岡山県真庭市・上長田で10cm、福井県福井市で8cmの雪が新たに積もりました。京都市の中心部でも17時頃から雪が強まり、積雪が急増中です。

17時30分の時点で北陸から近畿、中国、九州を中心とした各地に大雪警報が発表されています。

今夜は車での移動が危険に

25日(水)夕方までの24時間の積雪予想

激しい雪は今夜いっぱい断続的に続き、明日25日(水)も山陰から北陸を中心に雪の強まりやすい状況が続く見込みです。これから24時間の積雪は、山陰から北陸にかけての内陸部や山沿いを中心に50cm以上が予想され、局地的には100cmに迫る可能性があります。

積雪が急増することで道路の状況はあっという間に悪化して、身動きが取れなくなる危険性が高まります。一度立ち往生が発生すると、車両滞留などの交通障害が長時間に及ぶ見通しです。

また、猛吹雪によって視界がほとんど効かなくなることも考えられますので、今夜にかけての雪や風のピーク時の移動は避けるようにしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）