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熊本 阿蘇山の火山性微動の振幅が大きく変動 気象台が臨時の解説情報

ウェザーニュース / 2023年2月8日 14時0分

ウェザーニュース

熊本県の阿蘇山では、今日2月8日(水)6時半頃から大きくなっていた火山性微動の振幅が、午後になって急激に小さくなりました。

福岡管区気象台は臨時の“火山の状況に関する解説情報”を13時20分に発表し、噴火警戒レベルをレベル2(火口周辺規制)から噴火警戒レベル3(入山規制)に引き上げる可能性があるとして、注意を呼びかけています。

1月30日に噴火警戒レベルが引き上げられたばかり

気象台によると今日6時30分頃から火山性微動の振幅が大きくなり、一時的に中岳西山腹観測点南北動成分の1分間平均振幅で10マイクロメートル毎秒を超えましたが、13時頃に急激に小さくなりました。

火山性微動の振幅の変動が大きくなっており、今後、この変動がさらに大きくなるなど火山活動が高まった場合は、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)から噴火警戒レベル3(入山規制)に引き上げる可能性があるとしています。

阿蘇山では1月30日に火山性微動の振幅が大きな状態で推移したため、噴火警戒レベルがレベル2(火口周辺規制)に引き上げられました。

中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する火山弾と呼ばれる大きな噴石及び火砕流に警戒してください。風下側では火山灰だけでなく、火山礫と呼ばれる小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあります。また、火山ガスにも注意が必要です。

地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

火山性微動とは

火山性微動とは、火山体またはその周辺で発生する火山性地震よりも継続時間の長い振動です。地下のマグマや火山ガス、熱水などの流体の移動や振動が原因と考えられるものや、微小な地震が続けて発生したことによると考えられるものがあり、火山活動が活発化した時や火山が噴火した際に多く観測されます。

写真:気象庁 火山監視カメラ画像

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