関東甲信や東北で雪 平野部も積雪の可能性 山沿いでは大雪に注意

ウェザーニュース

今日2月10日(金)は関東甲信や東北地方の広い範囲で雪が降り、東京23区など首都圏の平野部でも積雪となる可能性があります。

関東平野では午後になると次第に雪から雨に変わる予想ですが、山沿いでは雪の時間が長く大雪となるおそれがあります。交通機関への影響などに注意してください。

東京23区では次第に雨に変わる見通し

南岸低気圧の接近前から東日本には雲が広がっていて、既に雪の降り始めているところがあります。低気圧の接近に伴って次第に降り方が強まる見通しです。関東南部の平野部でも土や芝生、屋根の上などに一時的に雪が積もって白くなる時間帯がある予想です。

その後、昼過ぎには暖かな空気が流れ込み、次第に降るものは雪から雨に変わる見込みです。ただ、雨に変わるタイミングが遅れた場合は平野部でも道路に雪が積もって影響が拡大するおそれがあるため、注意を怠ることはできません。

関東西部や北部の山沿いから、甲信地方にかけては、午後も雪の続く所が多く、局地的には強く降る見込みです。東北地方でも雪が降り、太平洋側でも積雪となる見込みです。

山沿いは30cm以上の積雪のおそれ

最も積雪が多い予想なのは甲信地方の山沿いで、30cmを超える所がある見込みです。関東北部の山沿いや東北南部の内陸部なども20cm前後のまとまった雪が予想されます。

積雪・着雪による倒木や停電・線路設備の故障などにより、電車の運行に遅れや運転見合わせが生じたり、スリップ事故による車の渋滞・通行止めなどが懸念されます。特に午後は予定の変更等をご検討ください。

東京など関東南部の平野部で積雪が予想されている地域は、雨に変わることで夜までに雪は溶ける見込みです。翌朝にかけて気温は上昇傾向が予想されるため、路面凍結のリスクは小さいとみられます。