雨で関東の路面はシャーベット状態 凍結しなくてもスリップに注意

ウェザーニュース

10日(金)の夕方になり、関東はほとんどの所が雪から雨に変わってきました。道路にもしっかりと雪が積もった地域では、雨によって路面がシャーベット状になっている所がありますので、今夜は無理な車の運転を避けるようにしてください。

積もった雪は雨により次第に溶ける

アメダスによる観測では19時の時点でさいたま市で2cm、熊谷市で3cm、前橋市で5cmの積雪となっています。東京・多摩地方でも道路に雪が残っている所が多く、昭島市からの報告では、車道には水に濡れた雪があり、歩道はまだ白くなっている状況です。

今夜遅くまで断続的に本降りの雨となるため、交通量の多い道路などの雪はかなり溶けるとみられますが、生活道路などは完全に溶け切らない可能性があります。

凍結せずにシャーベット状で残る所が多い

路面状況

ウェザーニュースアプリ利用者から19時30分まで1時間に届いた路面状況の報告では、東京23区の大部分や横浜市などは雪の影響がない状況で、今夜から明日11日(土)にかけて特段の心配はありません。

練馬区や杉並区など23区の一部や多摩地方、埼玉県の広い範囲はシャーベットの報告が大半を占めています。

今夜はあまり冷え込みがなく、平野部は気温は3～5℃ほどで経過する予想となっています。シャーベット状の雪は凍結せず、水を含んだ状態で残る見込みです。

今夜から明日朝にかけては出来るだけ運転を避け、やむを得ない場合も速度を控えてスリップに十分注意をしてください。また、歩行者への泥跳ねへの配慮も必要です。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）