春を飛び越えて初夏の陽気 今週後半は25℃に迫る所も

ウェザーニュース

今週の日本列島は暖かな空気に覆われます。特に週の後半は西日本を中心に暖気が流れ込みやすく、最高気温が25℃に迫る季節外れの陽気の所がある予想です。

西日本の内陸部で気温が上がりやすい

春本番の陽気が続いている日本列島は、今週後半にかけてさらに気温が上昇する予想となっています。特に西日本で気温が高くなり、大分県日田市の最高気温は10日(金)と11日(土)に24℃まで上がる見込みです。

この時期の平年の気温は15℃前後ですのでそれよりも大幅に高く、緑の破線で示した1か月半先の平年も上回るゴールデンウィーク頃の高さです。

日田市で最も早い25℃以上の夏日は2004年の2月21日があり、夏日になったとしても過去最早にはなりません。

東京や大阪も20℃を超える日が多い

週間予報

そのほかの各地も気温が高く、東京都心は9日(木)の22℃のピークに20℃前後の日が続き、大阪市も連日のように20℃以上の予想となっています。暖かな日が続くため花粉は飛散しやすく、外出時は対策が欠かせません。また、桜の開花が早まるかもしれません。

札幌市は最低気温が0℃を下回る日がほとんどなく、最高気温は10℃を超える日がある見込みです。雪解けが急ピッチで進みますので、雪解け水による河川の増水や地すべり、山間部での雪崩などに注意をしてください。