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気象衛星が捉えた黄砂 明日は一部が西日本に広がる可能性

ウェザーニュース / 2023年3月9日 14時20分

ウェザーニュース

ゴビ砂漠で巻き上げられた黄砂が今日9日(木)には朝鮮半島付近まで広がり、気象衛星でその様子が捉えられています。明日10日(金)は一部が西日本に広がる可能性があるため注意が必要です。

花粉症の方は十分に注意を

気象衛星ひまわり9号の可視画像をみると、朝鮮半島の北部から黄海にかけて、うっすらと茶色く映る領域がみられます。大陸のゴビ砂漠などで巻き上げられた黄砂を捉えたものです。地上付近では14時00分の時点で観測された所がありませんので、大部分は上空にあるものとみられます。

現在、日本海を低気圧が通過しており、低気圧の西側では北西の風が吹いています。この風によって黄砂は明日にかけて南東方向に広がり、一部が薄まりながら西日本の上空まで達する見込みです。

空が薄っすら霞む程度で、黄砂だけで大きく影響が出るほどではないとみています。ただ、花粉の飛散がピークを迎えているタイミングであるため、呼吸器に疾患がある方は黄砂や花粉の影響で症状が悪化するおそれがあります。普段以上にしっかりと対策をしてお過ごしください。

参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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