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青森県の火山・八甲田山で低周波地震を観測 今後の活動推移に留意

ウェザーニュース / 2023年3月26日 10時30分

ウェザーニュース

仙台管区気象台によると、青森県の火山 八甲田山では、昨日3月25日(土)19時台に「低周波地震」と呼ばれる現象が2回観測されました。

地殻変動や噴気活動に特段の変化はないとのことですが、気象台は今後の火山活動の推移に留意するよう呼びかけています。

噴火警戒レベルは「レベル1・活火山であることに留意」に据え置かれ、変化はありません。

2017年以来およそ6年ぶりの観測

気象台によると、今回の低周波地震の震源は大岳山頂付近のやや浅いところと推定されます。

低周波地震の発生前後に一時的な火山性地震の増加があり、昨日一日での地震回数は12回(低周波地震を含む)でした。火山性微動は観測されていません。

傾斜計による地殻変動観測、監視カメラによる観測では特段の変化は認められません。

八甲田山で低周波地震が観測されたのは、2017年5月15日以来で、およそ6年ぶりです。

低周波地震とは?
通常の地震波よりも周波数の低い(周期の長い)微小な揺れを低周波地震と呼びます。火口周辺の比較的浅い場所で発生するものは、火道内のガスの移動やマグマの発泡などが一因であると考えられています。

防災上の警戒事項等

活火山であることから、想定火口内では火山灰、噴気、火山ガス等が突発的に噴出する可能性があります。

また、地獄沼周辺などでは、噴気や火山ガスの噴出がみられています。火山活動に十分注意し、地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

写真:気象庁火山監視カメラ画像をウェザーニュース加工

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