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季節の変わり目の不調を改善!? 春に食べたい「野菜の色」とは

ウェザーニュース / 2023年4月4日 5時10分

ウェザーニュース

明るい季節のはずの春に、イライラする、だるい、頭が痛い、眠れないなど不調に悩まされることはないでしょうか。辛い不調の改善に役立つ野菜の色があるといいます。理由や活用法など、詳しく教えていただきましょう。

春なのにつらい理由は?

“春の陽気”というように、暖かくなる春は本来代謝などが活発になり人も活動的になる時季です。

「ところが、『春は何となく調子が悪い』『だるさや疲れが抜けない』という人が珍しくない」と、『季節の不調が必ずラク~になる本』(文化出版局)の著者で源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸佳子先生(国際中医薬膳師)はいいます。

「人の体は巡る季節に合わせてゆるやかに変わり、気温や気圧、湿度などの変化に対応するものです。

ところが前の季節の疲れを引きずっていたり、季節の変わり目に対応しきれないと、体に不調が現れます。春は進学や就職、人事異動など社会的な変化が集中するため、さらに調子を崩しやすいかもしれません」(瀬戸先生)

体調不良や気持ちの落ち込みに気づいたら、どうしたらよいのでしょうか。

「頭痛、肩こり、腰痛などの痛みのほか、だるい、ぐっすり眠れない、食欲がないなど、人によって症状はさまざまです。しかし、体に無理がかかっていることが根本にあるので、食事と休息に気をつけて体質を改善することが必要となります。

東洋医学では心と体は表裏一体のものと考えます。何もやる気がしないなど、周囲の雰囲気についていけないときも、まずは養生を心がけてみましょう」(瀬戸先生)

春に食べたい“緑”の食材

瀬戸先生が春の養生に欠かせない食材として上げるのが、“緑”の野菜です。

「東洋医学では季節ごとの臓器がありますが、春は『肝(かん、肝臓)』です。肝は、血を貯蔵し、解毒やストレスの処理を担っています。

葉野菜など緑の食材は、肝臓を助ける働きがあります。セリ、菜の花、キャベツ、ニラ、ホウレンソウ、ブロッコリー、アスパラガス、セロリなど、旬の野菜がたくさんありますね。

できるだけ多くの種類を食べるようにしましょう。加熱してかさを減らせば、よりたくさん食べられます。スープやみそ汁の具として入れるのもいいでしょう」(瀬戸先生)

“緑”以外にも、肝臓を助ける食材や注意しておきたいことがあるといいます。

「旬の貝類やイカ、タコ、レバー、カツオ、マグロなども、肝を元気にする血が造られるもととなり、貧血対策におすすめです。また、ストレスから肝が興奮して胃腸の調子を崩しやすいので、香り高い柑橘類もいいでしょう。なかでも皮がいいので、マーマレードなどでもOKです。

ほかに肝臓の回復のために大切なのが十分な睡眠です。とりわけ肝が回復する時間帯である午前1〜3時は眠っているようにしましょう。肝臓を疲れさせてしまう、乳製品やアルコール、甘いもののとり過ぎにも注意します」(瀬戸先生)

春がつらい季節にならないよう、食事面から養生するように心がけていきましょう。

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