春の夜空を照らす満月「ピンクムーン」が浮かぶ
ウェザーニュース / 2023年4月6日 19時10分
今日6日(木)のお月さまは満月です。アメリカの農事暦では「ピンクムーン」とも呼ばれます(月が実際にピンク色に見えるわけではありません)。
今夜は日本列島の広い範囲で雲に覆われていますが、関東などの一部では春のお月見を楽しむことができています。
4月の満月、アメリカでは”Pink Moon”
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202304/202304060245_box_img4_A.png?1650092648)
農事暦における満月の呼び方
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは4月の満月を「ピンクムーン(Pink Moon/桃色月)」と呼ぶようです。
春の鮮やかなピンク色の花が咲く頃ということに由来するといわれ、実際に月がピンク色に見えるわけではありません。
満月とは
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202304/202304060245_box_img6_A.jpg?1650092648)
太陽、月、地球の位置関係
満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。
地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。
つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
参考資料など
The Old Farmers' Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/eclipsex_l.cgi
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