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週刊地震情報 2023.4.9 熊本 日奈久断層帯付近の地震で震度3

ウェザーニュース / 2023年4月9日 10時30分

ウェザーニュース

この1週間で国内で観測された有感地震の回数は前週とほぼ同じ水準です。

関東から東北の太平洋側は相変わらず地震が多く、九州でも地震の発生が目立ちました。また、父島近海で有感地震が頻発しています。震度3以上の地震は3回発生しました。(4月3日~9日10時の集計)

国内:熊本県熊本地方で今年3回目の震度3

熊本県熊本地方の地震

7日(金)13時46分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード3.8、深さ9kmと推定される地震が発生しました。この地震で熊本県八代市で最大震度3、熊本市や宇城市などで震度2の揺れを観測しています。

熊本県熊本地方を震源とする地震で震度3以上を観測するのは2月11日以来で、今年3回目です。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。

大きな被害をもたらした熊本地震からは丸7年が立ちましたが、震源域では地震の多い状況が続いています。今回の震源は八代海に沿うように伸びる日奈久断層帯に近い所で発生しました。

この1週間は熊本県内の他の地域でも有感地震が発生していて、3日(月)夜には阿蘇地方で最大震度1、8日(土)には球磨地方で最大震度1を観測しています。

これまでに比べて熊本県での地震の頻度が極端に増加しているということはありません。

世界:パプアニューギニアのM7.0で死者も

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は5回発生しました。最も大きな地震はパプアニューギニアで発生したマグニチュード7.0です。

日本時間の3日(月)未明、パプアニューギニアを震源とするマグニチュード7.0、深さ約70kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。

震源が陸域かつ規模が大きかったため、震央近くでは改正メルカリ震度階級でVII、厳密な比較はできないものの、日本の震度階級では震度5強に相当する強い揺れになったとみられます。建物の倒壊などで亡くなった方もいるとのことです。

パプアニューギニアは太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界に位置しており、陸域でもしばしば大きな地震が発生します。去年9月には今回の震源よりも南東の領域で、マグニチュード7.6の大きな地震が起きていました。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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