札幌で桜開花 平年よりも半月以上早く、過去最早記録を6日間も更新

ウェザーニュース

今日4月15日(土)、札幌管区気象台は桜（ソメイヨシノ）の開花を観測したと発表しました。札幌は平年より16日早く、昨年より8日早い観測です。

昨年までで最も早い観測だった“4月21日”よりもさらに6日早く、統計記録を大幅に更新しています。

異例の早さで北上した桜前線。北海道でもGW前に満開になる見込みです。

昭和28年からの統計で最も早い開花

札幌では1953年（昭和28年）からソメイヨシノの開花・満開の統計がとられていて、これまでの最も早い開花日の記録は2008年の“4月21日”でした。今年はこの最早記録を大きく更新したことになります。

1991〜2020年の30年間の平均でつくられた“平年値”と比べても、半月以上（16日間）も早い開花日ということになります。

GW前には見頃に、最新の開花状況のチェックを

いよいよ桜前線は札幌に到達し、気象庁がソメイヨシノの観測を行っている地点のうち今年まだ開花していないのは室蘭のみとなりました。

満開の時期も平年よりも半月以上早くなるところがある見込みです。例年であればゴールデンウィークの頃に開花という年が多いものの、今年の場合はその頃には桜が散っているかもしれません。

▼名所の満開予想日
・五稜郭公園(函館)　　4月19日
・北海道神宮(札幌)　　4月18日

お花見に行きたいと思っている方は開花状況と天気を確認し、タイミングを逃さないようにしましょう。