函館で桜開花 観測史上最早記録を4日間も更新 桜前線はいよいよ北海道へ

ウェザーニュース

今日4月14日(金)、函館地方気象台は五稜郭公園の桜（ソメイヨシノ）の開花を観測したと発表しました。平年より14日早く、昨年より7日早い観測です。

昨年までで最も早い記録だった2002年の4月18日よりもさらに4日早く、記録を更新しています。

五稜郭公園は例年であれば5月上旬に見頃を迎えるところですが、今年は大幅に早くなりそうです。

桜前線はいよいよ道南まで到達しています。満開の時期もかなり早くなる見通しです。

1953年からの統計で最も早い開花

函館地方気象台では、五稜郭公園にある標本木で桜の観測をしています。標本木に5〜6輪以上の花が咲いた日を開花日として、統計がとられています。

函館では1953年（昭和28年）から桜の開花・満開の統計がとられていて、これまでの最も早い開花日の記録は2002年の“4月18日”でした。今年はこの最早記録を4日も更新したことになります。

1991〜2020年の30年間の平均でつくられた“平年値”と比べると、2週間ほど早い開花日ということになります。

札幌も開花間近

今年は全国的に桜の開花が平年より早い予想となっていましたが、北日本は特に早い予想となっています。
札幌でも開花間近とみています。例年はゴールデンウィークの頃に開花を迎えるのですが、今年は連休前に見頃となる所もありそうです。

お花見に行きたいと思っている方は開花状況と天気を確認し、タイミングを逃さないようにしましょう。