北海道でくっきりハロ 天気下り坂の兆し

ウェザーニュース

今日15日(土)の朝、北海道の各地でハロがみられました。低気圧や前線の進行方向に広がる上層雲によって現れたもので、天気下り坂の兆しです。

午後は雲が厚みを増し夜は雨に

札幌市、函館市などでは太陽のまわりにくっきりと光のリング、ハロが現れています。

ハロは、暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれ、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。

ハロは通常の虹とは違って上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられて（屈折して）、光の強い部分が環状に見えています。また、ハロと重なるように太陽の上側に見える虹色のはっきりした部分はタンジェントアークと呼ばれる現象です。

これらの光学現象は西から近づく低気圧や前線に伴う上層雲によって現れたものです。午後にかけては次第に雲が厚みを増して天気が下り坂に向かい、夜には雨が降り出す予想となっています。この後の空の変化には要注意です。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）