逆さ富士にも笠雲映る 東海や関東の天気下り坂を示唆
ウェザーニュース / 2023年4月18日 8時50分
今日18日(火)朝は富士山の山頂付近に帽子をかぶったような雲が見られています。これは「笠雲」と呼ばれるもので、天気の下り坂を示唆する雲です。
日本海から低気圧と前線が接近するため、午後からは東海や関東でも雨が降り出します。
笠雲が見え始めると「天気が下り坂のサイン」とも
今日は朝鮮半島付近で発生した低気圧や前線が東へ進み、日本海側から雨の範囲が拡がります。東海や関東も天気は下り坂で、関東北部では午後から雨が降り出し、名古屋周辺でも夕方には雨となる見込みです。関東南部でも夕方以降は雨の心配があります。
笠雲が見え始めると「天気が下り坂のサイン」と言われることがありますが、今日の笠雲はまさに天気下り坂の兆しと言えます。
笠雲のできる仕組み
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笠雲のできる仕組み
笠雲は富士山のような独立峰の山頂付近に現れる雲です。山が笠を被っているように見えることから笠雲と呼ばれます。
・上空を一定の強い風が吹いている
・上空の空気が湿っている
という気象条件の時に発生しやすくなります。
強い風が山にぶつかると、両側や上方に風の流れが変わります。空気が湿っているとき、空気が山にぶつかって持ち上げられると膨張して冷えることで雲ができ、山頂の風下側では再び空気が下ることで空気が暖まって雲が消える、という原理で山頂付近にだけ雲ができるのです。
時間が経過しても空気の流れは急には変化せず、風が上昇する過程で雲が出来て、風が下降する過程で雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まっているように見えます。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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