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寒冷渦が20日(木)頃から日本に接近 西日本、東日本の太平洋側で雨に

ウェザーニュース / 2023年4月18日 17時45分

ウェザーニュース

20日(木)頃から日本列島に寒冷渦と呼ばれる動きの遅い低気圧が近づきます。21日(金)にかけて太平洋側を中心に雨が降りやすくなる見込みです。

寒冷渦は動きが遅い

「寒冷渦」は上空の高い所に現れる低気圧で、動きが遅いことが特徴です。20日(木)朝の上空5500m付近の風の流れを見ると、中国大陸の東部に反時計周りの風が渦があります。これが寒冷渦です。

北日本付近には西から東に吹く強い風の流れがある一方で、寒冷渦の周辺では風が弱く、なかなか移動をしません。このため、寒冷渦に対応した地上付近の低気圧も動きが遅く、天気の移り変わりがゆっくりとなります。

太平洋側を中心に雨が降りやすい

20日(木)夕方と21日(金)朝の雨雲の予想

低気圧に近い九州南部では明後日20日(木)の朝から雨が降り出し、夕方には九州北部や四国へと雨の範囲が広がります。低気圧の東側に前線が伸びる形で雨雲は21日(金)にかけて東に拡大し、東海や関東なども雨になる見込みです。

寒冷渦そのものは大きな動きがないため、九州は21日(金)にかけても雨雲が残るとみられます。

寒冷渦の動きは予測の不確実性が大きく、雨の降るタイミングや範囲の予報に変化が出る可能性があります。できるだけ最新の情報を確認するようにしてください。

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