関東の空に広がる雲を切り裂く帯 消滅飛行機雲と呼ばれる現象

ウェザーニュース

今日19日(水)の関東は朝から晴れていて、一部に上空の高い所の薄い雲が広がっています。神奈川県内ではその雲が切り裂かれるような様子がみられました。「消滅飛行機雲」と呼ばれる現象です。

飛行機の航路に沿って雲が消える

消滅飛行機雲は雲の広がっている所を航空機が通過した直後、雲の一部が轍(わだち)のように細長く帯状に消えてしまう現象で、反対飛行機雲とも呼ばれる珍しいものです。

雲の中を飛行機が通過すると、雲粒がエンジンからの排気の熱で蒸発したり、乱気流によって周囲の乾いた空気と混ざったりすることによって、航路周辺の雲だけが消散することがあります。このため、航路に沿って雲が切り裂かれたように見えるのです。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）