日本海側は昨日から体感一変で肌寒い 太平洋側は季節外れの暑さ続く

ウェザーニュース

今日21日(金)は前線の活動は弱まっているものの、寒冷前線が北日本を通過しています。前線の通過した日本海側では冷たい北風が吹き付けて、昨日までの季節外れの暑さから一変して、気温が上がっていません。体調管理に注意が必要です。

太平洋側では季節外れの暑さが続いています。

北陸など前日より10℃以上低いところも

日本海側では季節外れの暑さとなった昨日と比べて、気温が上がっていません。10時時点の富山の気温は14.5℃と、昨日の25.8℃から11.3℃も低くなっています。日差しが乏しくなっていることに加えて、上空を覆っていた暖かい空気が南下して北から寒気が流れ込んでいるためです。また、冷たい北風も吹いていて、体感温度をより下げています。

＜今日21日(金)11時(前日差)＞
新潟　15.1℃　(−8.5)
富山　15.5℃　(−11.0)
金沢　17.1℃　(−4.0)
鳥取　17.9℃　(−7.7)

午後は日本海側でも雲が減って次第に日差しが届く予想ですが、気温の上昇は鈍くなります。暑さも感じた昨日と比べると、昼間でも肌寒く感じられそうです。明日22日(土)も上空の寒気の影響が続き、富山の予想最高気温は4月上旬並みの15℃。ここ数日との体感の変化が大きくなるので体調を崩さないように服装で上手に調節してください。

太平洋側は気温上昇　東京はすでに夏日に

太平洋側では今日も季節外れの暑さが続いています。東京都心では午前中のうちに25℃以上の夏日となり、関東の内陸部ではさらに気温が高くなっています。群馬県高崎市にあるアメダス上里見では28.5℃まで上昇しました。

＜今日21日(金)11時までの最高気温＞
　前橋　　27.9℃
　東京　　25.7℃
　甲府　　25.4℃
　名古屋　25.0℃
　大阪　　24.4℃
　広島　　24.1℃

今日は太平洋側ではこのあともさらに気温が上がり、25℃以上の夏日になるところが多くなります。関東甲信の内陸部では30℃近くまで上がるところもある見込みです。午後も半袖でも快適に過ごせそうです。