近畿や東海を中心にハロ 環水平アークも現れる
ウェザーニュース / 2023年4月28日 11時30分
今日28日(金)は西日本や東海で、空の高い所に薄い雲が広がっています。近畿、東海を中心にくっきりとしたハロが現れました。
くっきり虹色のハロ
ハロは、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれる虹色現象です。
通常の虹とは違い、上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられ、光の強い部分が環状に見られます。
ハロやアークは天気下り坂の兆し
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202304/202304280125_box_img2_A.jpg?1682648566)
また、ハロだけではなく、環水平アークの見られた所もあります。
環水平アークは、太陽の中心から下方46度前後の空の低い所に出現します。水平に長く伸びる虹の帯となることから、環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。太陽高度が高い、4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。
ハロやアークを創り出している薄雲は、高気圧が東に離れたことで広がってきた雲です。明日以降の天気の崩れを示唆する現象と言えます。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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