24時間以内に“台風2号”発生へ 非常に強い勢力に発達する予想
ウェザーニュース / 2023年5月20日 11時0分
5月20日(土)9時現在、カロリン諸島で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しています。次に台風が発生すれば“台風2号”と呼ばれることになります。
非常に強い勢力に発達する予想で、日本の南へ進路をとることも考えられるため、今後の情報に注意してください。
▼熱帯低気圧 5月20日(土)9時
中心位置 カロリン諸島
移動 ほとんど停滞
中心気圧 1004 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
マリアナ諸島へ北上 その後の進路は不明確
この熱帯低気圧はマリアナ諸島へ北上しながら勢力を増し、暴風域を伴って非常に強い勢力に発達する見通しです。気象庁の熱帯低気圧予報では、5日先の25日(木)には中心気圧950hPa、最大風速45m/sの非常に強い台風となることが予想されています。
その後の進路はまだ不確実ですが、高気圧の縁に沿って北西に移動したのち、東へ移動することが示唆されています。日本国内に影響を及ぼすことも考えられますが、まだ予測の誤差がかなり大きいため、今後の台風予報にご注意ください。
参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。
これらのメンバーを比較すると、目先はグアム付近に北上する傾向が揃っているものの、その後はばらつきが大きいことがわかります。
台風の発生が増え始める時期
平年の台風発生数
今年は4月に台風1号が発生していて、次に台風が発生するとおよそ1か月ぶりになります。
5月の台風発生数の平年値は1.0個で、12月と同じくらいの水準です。発生数ピークの8月に向けて台風の発生が増え始める時期ですので、早めに台風対策を整えておくと良さそうです。
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