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台風2号 明日以降は再び発達する予想 週末以降は沖縄に影響

ウェザーニュース / 2023年5月24日 10時15分

ウェザーニュース

5月24日(水)9時現在、非常に強い勢力の台風2号(マーワー)はグアム島の南東の海上をゆっくりと北西に進んでいます。

明日25日(木)以降は西寄りに進みながらさらに発達し、猛烈な勢力となる見込みです。29日(月)には猛烈な勢力のまま南西諸島の南の海上に達するとみられます。先島諸島の一部が暴風警戒域に入っており、早めの警戒が必要です。

▼台風2号 5月24日(水)9時現在
 中心位置   マリアナ諸島
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     北西 ゆっくり
 中心気圧   935 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s


28日(日)には中心気圧が905hPaに

レーダー画像(アメリカ国立気象局)

昨日は勢力が急速に発達し、台風の目がかなり明瞭になりました。台風の目の周辺には「壁雲」と呼ばれる極めて発達した積乱雲群が形成されていましたが、レーダー画像を見ると現在は壁雲が崩れてしまいました。

これは「eye-wall replacement cycle(ERC)」と呼ばれ、猛烈な勢力もしくはそれに近い勢力まで発達した台風にみられる特徴的な変化です。

今後は、海面水温が30℃近い海域を進むため再び発達し、猛烈な勢力となる見込みです。発達のピークとなる28日(日)9時には中心気圧が905hPa、中心付近の最大風速は55m/s、最大瞬間風速は80m/sに達する予想となっています。

世界の気象機関の予測

参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果

この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。

これらのメンバーを比較すると、このあとは西寄りに進路を取り、フィリピンから沖縄の南に進む傾向で揃っています。その後は西に進むものや、北へ転向するものなど進路のばらつきが大きくなり、日本列島に影響するかは現時点ではまだはっきりしません。ただ、ウェザーニュースで世界の熱帯低気圧を監視しているグローバルストームセンターによると、昨日よりも北へ転向する予想をするシミュレーション結果がやや増えているとのことです。

日が近づくにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後も随時新しい情報を入手するようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。

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