九州北部〜東海が梅雨入り 関東甲信や九州南部、北陸の梅雨入りは?
ウェザーニュース / 2023年5月29日 21時0分
今年は今日5月29日(月)までに、沖縄・奄美と九州北部〜東海の各地で梅雨入りの発表がありました。
関東甲信や九州南部、北陸や東北ではまだ梅雨入り発表がありません。今後の天候はどうなるでしょうか。
九州南部は早ければ明日〜明後日にも梅雨入りか
29日(月)は天気図上に梅雨前線が出現し、日本海から東日本に伸びています。今日、北陸や関東甲信を含む東日本や西日本で降っている雨は、梅雨前線による雨といえます。
九州北部〜東海の各地ではこの梅雨前線による影響が当面続く見通しです。気象台は、向こう一週間も曇りや雨の日が多くなるとして、本日梅雨入りの発表を行いました。
一方、同じ雨雲がかかっている関東甲信や北陸ではこの先一旦天気の回復する見通しがあることから、梅雨入りの発表は見送られたものと考えられます。6月2日(金)以降は再び曇りや雨の日が増えそうですが、その後また晴れる時期も予想されるため、まだ梅雨入りの日を特定するのは難しそうです。
九州南部についてはまだ梅雨前線の影響による天気の崩れが本格化していない状況です。明日〜明後日にかけては前線が南下して、九州南部でも雨が降り始める予想ですので、早ければこのタイミングで梅雨入りの発表があるかもしれません。
平年の梅雨入りは九州南部では5月30日頃、関東甲信では6月7日頃、北陸では6月11日頃となっています。
梅雨入りの発表は速報値 秋に見直されることも
梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
昨年も梅雨入り・梅雨明けの期日は秋になってから大幅に見直しがなされ、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
梅雨入りの発表で用いられる地域区分
【沖縄地方】
沖縄県
【奄美地方】
鹿児島県(奄美市、大島郡、十島村)
【九州南部】
宮崎県、鹿児島県(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方)
【九州北部地方(山口県を含む)】
山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県
【四国地方】
香川県、愛媛県、徳島県、高知県
【中国地方】
鳥取県、島根県、岡山県、広島県
【近畿地方】
京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
【東海地方】
静岡県、岐阜県、三重県、愛知県
【関東甲信地方】
東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県
【北陸地方】
新潟県、富山県、石川県、福井県
【東北南部】
山形県、宮城県、福島県
【東北北部】
青森県、秋田県、岩手県
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