愛知県から静岡県に活発な雨雲 氾濫危険情報が出ている河川も

ウェザーニュース

梅雨前線に伴う雨雲の帯が四国から東海、関東にかけての太平洋側に伸びています。特に愛知県から静岡県にかけては雨雲が発達しており、今夜遅くにかけて激しい雨に警戒が必要です。

24時間雨量は300mm以上に

今日2日(金)の東海地方は朝から断続的に雨が降っています。午後になって雨雲が発達し、雨が一層、勢いを増してきました。

24時間雨量は多い所で300mmを超え、18時00分までに静岡県高根山で373.0mm、三重県鳥羽市で364.5mm、愛知県新城市・作手で326.0mmを観測。夕方は愛知県東部から静岡県が雨の中心で、局地的には1時間に50mmを超える非常に激しい雨が降っています。

これまでの大雨により河川の水位が上昇しており、愛知県の豊川放水路と矢作川には氾濫危険情報が発表中です。

今夜遅くにかけてさらに雨量は増加

2日(金)深夜の雨雲の予想

梅雨前線の雨雲はこれから今夜遅くにかけて、東海地方にかかり続ける見込みです。局地的には1時間に30～50mmの激しい雨が降り、多い所ではさらに150～200mmの雨が降る予想となっています。

すでに大雨による影響が出ている所に、これだけの雨が加わることで河川の増水や氾濫、土砂災害などが発生するおそれがあるため、引き続き警戒が必要です。

暗い時間となりますので、各自治体から発表されている緊急安全確保や避難指示などの情報を確認し、安全な所で過ごすようにしてください。