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東京都心など関東は通勤通学時間帯に強い雨 午前中にかけて注意

ウェザーニュース / 2023年6月9日 5時5分

ウェザーニュース

梅雨前線上の低気圧が東進し、9日(金)早朝の時間は東京都心など、関東地方を中心に活発な雨雲がかかっています。4時40分までの1時間に神奈川県の三浦で24.0mmの強い雨を観測。東京でも4時50分までの1時間に6.0mmの雨を観測しています。

西から流れ込む湿った空気の影響で発達した雨雲が、9日(金)の午前中にかけて東進し、近畿や東海、関東などで激しい雨を降らせるおそれがあるため注意・警戒が必要です。

先週の台風2号と梅雨前線による大雨と比べると、総雨量は少ない見込みです。ただ、前回の記録的な大雨の影響で地盤が緩んでいるため、平常時より少ない雨量でも土砂災害が発生しやすくなっています。地盤の緩い傾斜地など危険な場所には引き続き近寄らないようにしてください。

静岡県など総雨量150mm超える予想も

先週の大雨では、太平洋高気圧の縁辺流やアジアモンスーンの湿った空気が、台風2号によって大量に梅雨前線に送り込まれたことで発生しました。

低気圧の通過時は、西方向から流れ込む湿った空気や上空の気圧の谷の接近の影響で雨雲が発達しやすくなります。ただ、気圧の谷の影響が当初の予測よりも弱いことや、南にある台風3号の影響をほとんど受けていないため、先週の24時間雨量が500mmを超えた記録的な大雨と比べると総雨量は少なくなる見込みです。

それでも、降り始めから東海や関東では9日(金)の昼頃までの総雨量が150mmを超えるところがありそうです。先週の大雨の影響で平常時より少ない雨量でも土砂災害が発生しやすくなっています。地盤の緩い傾斜地など危険な場所には引き続き近寄らないようにしてください。

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