強い勢力の台風3号 来週は日本の南を通過する予想
ウェザーニュース / 2023年6月9日 7時10分
6月9日(金)6時現在、強い台風3号(グチョル)はフィリピンの東で発達中です。
この先は次第に進路を北東に変えて、来週前半に日本の南を通過する予想です。わずかな進路の南北次第で日本国内への影響が変わるため、今後の台風情報に注意してください。
▼台風3号 6月9日(金)6時
中心位置 フィリピンの東
大きさ階級 //
強さ階級 強い
移動 北北西 10km/h
中心気圧 975 hPa
最大風速 35 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 50 m/s
暴風域を伴ったまま日本の南を通過
台風3号は今週中は発達に適した環境を進むため、もう少し勢力が強くなる予想です。気象庁の台風予報では、明日10日(土)には中心気圧965hPa、中心付近の最大風速40m/sになることが予想されています。来週になると海水温の低い海域へ進むため、次第に勢力を落とす見通しですが、伊豆諸島近海の緯度でも暴風域を維持したままの可能性があります。
この先の進路予想を見ると、台風は高気圧の縁に沿って北西に移動したのち、来週は次第に進路を北東に変えて本州の南を通過する可能性が高くなっています。
コースが北寄りになると本州も雨量かさむ可能性
台風3号の進路予想は先日の台風2号よりも小回りで東寄りとなっています。沖縄では台風2号と比べると影響は小さくなる見込みです。
現時点で台風3号の進路予想の精度は比較的高いものの、それでも南北には数百kmの誤差が存在します。この多少の進路のずれによって、伊豆諸島・小笠原諸島、本州方面などへの影響が大きく変わってきそうです。
もしもコースが北寄りになった場合には、台風2号の時と似た気圧配置になり、梅雨前線や上空の気圧の谷との相互作用で12日(月)〜13日(火)頃に本州付近でも降水量が多くなることが考えられます。一方、コースが南寄りになった場合にはさほど影響がないまま日本の東へ通過することが考えられます。
日が経つにつれてこの誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
台風の暴風域に入る確率
120時間以内に台風の暴風域に入る確率はが0.5%以上の地域は以下の通りです。(気象庁)
茨城県 1 %
千葉県 1 %
東京都
伊豆諸島北部 1 %
伊豆諸島南部 11 %
小笠原諸島 19 %
神奈川県 1 %
静岡県 1 %
大東島地方 3 %
台風の発生が増え始める時期
平年の台風発生数
今年は4月に台風1号、5月に台風2号が発生していて、この台風3号の発生はおよそ半月ぶりになります。
6月の台風発生数の平年値は1.7個で、台風の発生が増え始める時期です。梅雨前線の活動も活発になってくる時期ですので、台風対策・大雨対策を整えるようにしてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風3号の名前「グチョル(Guchol)」はミクロネシアが提案した名称で、ヤップ語でウコン(ターメリック)を意味する語からとられています。
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