朝から九州南部で雨が強まる 午後は次第に梅雨前線が北上

ウェザーニュース

今日6月10日(土)は梅雨前線が本州の南岸に停滞しています。前線に近い九州南部では朝から本降りの雨となっていて、鹿児島県内では非常に激しい雨を観測しているところもあります。

今夜にかけて前線は北上して陸地に近づくため、西日本の太平洋側は激しい雨に警戒してください。

鹿児島・トカラ列島で非常に激しい雨を観測

今朝は九州南部でザーザーと本降りの雨になっています。鹿児島市では午前5時までの1時間に11.5ミリのやや強い雨を観測しました。

特に薩南諸島のトカラ列島には非常に発達した雨雲がかかり、平島では1時間に53.5mmの非常に激しい雨が観測されました。9時現在、鹿児島県十島村には大雨警報と土砂災害警戒情報が発表されています。土砂災害に警戒してください。

午後は九州南部で激しい雨に

梅雨前線は北上し、この発達した雨雲は次第に九州本土に広がってきます。午後は九州南部の各地で激しい雷雨となるおそれがあります。道路冠水や河川の増水、土砂災害の発生に警戒が必要です。

その後は激しい雨の範囲がさらに北や東に広がってきます。夕方以降は、四国の太平洋側や紀伊半島でも激しい雨にお気をつけください。

また、明日11日(日)になると、西日本だけでなく東海や関東でも大雨となるおそれがあります。この週末は各地で雨に対する警戒が必要です。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）