インドの熱波は峠越えか パキスタンやイランでは50℃前後を観測

ウェザーニュース

インドなど南アジアでの熱波が続いています。パキスタンやイランなども気温が高く、21日(水)には50℃を観測した所がありました。

パキスタンやイランではしばらく暑さが続く予想

インドでは6月になって北部や東部を中心に熱波が続いていて、40℃を大きく上回る気温となっています。もともと気温の高い時期ではありますが、近年は極端な暑さになることが多く、去年も同じ時期に熱波に見舞われています。

東部ビハール州のガヤでは6月6日から19日にかけて40℃以上が継続して、18日には44.5℃を記録。21日も40.5℃まで上昇しました。6月中旬の平均気温は平年より5℃ほど高くなっています。

インドの熱波はピークを過ぎつつあり、今後は40℃を超える所は少なくなる見通しです。

一方で、ここ数日はパキスタン西部からイラン東部などの砂漠地帯で気温が高く、21日にはパキスタンのノククンディで49.0℃、イランのザーボルでは50.8℃を観測しました。こちらは来週にかけても熱波が続くとみられ、影響が懸念されます。