明日から梅雨前線の活動が活発に 九州や北陸を中心に大雨警戒

ウェザーニュース

明日30日(金)から梅雨前線の活動が活発になってきます。明後日7月1日(土)にかけて九州や北陸を中心に大雨のおそれがあり、警戒が必要です。

明日は西日本から東北の広範囲で激しい雨

明日の朝は梅雨前線が東北から日本海、朝鮮半島付近に伸びる予想となっています。梅雨前線に向かって西側と南西側から暖かく湿った空気が強く流れ込むため、前線の活動は活発になる見込みです。

低気圧や前線周辺に加え、前線の南側でも大気の状態が不安定になるため、雨雲が発達しやすくなります。

前線に近い本州の日本海側や九州、四国などでは局地的に1時間50mm以上の非常に激しい雨の降るおそれがあるため警戒が必要です。

総雨量は300mm以上を予想

7月2日(日)昼までの72時間予想積算雨量

明日の夜から明後日7月1日(土)にかけては梅雨前線が南下するため、九州、北陸を中心に断続的に活発な雨雲がかかるとみられます。2日(日)昼までの72時間の積算雨量は九州の多い所で300mm以上、北陸でも最大200mm以上に達する予想です。

風の条件などが揃って線状降水帯が形成された場合は、局地的にこれより雨量が増加してもおかしくありません。また、前線の動きによっては2日(日)～3日(月)にかけても九州を中心に大雨が続く可能性があります。

大雨によって土砂災害や河川の増水などのおそれがありますので、大雨への備えは早めに済ませるようにしてください。