西日本や北海道で激しい雨 関東でも内陸部で雨雲が発達

ウェザーニュース

今日29日(木)は大気の状態が不安定で、西日本や北海道で局地的に激しい雨が降っています。関東でも内陸部で雨雲が発達してきました。

1時間に30mm以上の雨を観測

西日本は気圧の谷の接近に伴って午後になり雨雲が発達しています。特に中国地方から近畿の山沿いに活発な雨雲がみられ、16時10分までの1時間には山口県美祢市・秋吉台で35.5mm、鳥取県若桜町で34.0mmの激しい雨を観測しました。

また、上空の寒気の影響を受けている北海道でも雨が強まり、旭川市では15時40分までの1時間に39.0mmの激しい雨が降っています。旭川市で30mm/h以上の雨が降るのは、昨年の8月以来のことです。

16時00分の時点で北海道・上川地方に大雨警報と洪水警報、空知地方と福井県に大雨警報が発表されています。今夜にかけて短時間の激しい雨に警戒が必要です。

関東でも所々で雨雲が発生

茨城県那珂市の様子

関東でも内陸部を中心に雨雲が発達してきました。

上空の気圧の谷が東に離れたたため、昨日ほどの広範囲での雷雨にはなっていませんが、茨城県内では大きな積乱雲が現れ、雨雲が通過するタイミングでは1時間に20mm前後の雷を伴った強い雨が降っています。

東京都内や神奈川県内の一部でも小さな雨雲が発生しており、今夜遅くまで大気の状態が不安定になる見込みです。天気の急変に注意をしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）