ドイツに夏の嵐が襲来か 沿岸部を中心に突風のおそれ

ウェザーニュース

現地時間の5日(水)、ドイツ北部の北海沿岸で低気圧が急速に発達し、荒天となる見込みです。ドイツの気象当局は風に対する警戒を呼びかけています。

小さいながらも低気圧が急速に発達

低気圧は北海沿岸を東寄りに進むとみられます。小さいながらも急速な発達する予想で、周辺では気圧傾度が大きくなり、風が強まる見通しです。

北海沿岸の地域では最大風速が20m/sを超える予想で、瞬間的には30m/s以上の突風が吹くおそれがあります。5日(水)午後の風の予想では、デンマークのすぐ西に低気圧の渦の中心があり、その南側に赤く表示された20m/s以上の風のエリアが分布しています。

ドイツの気象当局は北海に面した地域を中心に、上から2番目にあたるレベル3の警報を発表しました。こうした低気圧の発達は夏には多くは見られず、葉が多い木や干ばつで弱っている木などが、倒れるなどの影響が懸念されるということです。