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日本海の梅雨前線は活動が活発 発達した雨雲が次々通過し大雨に警戒

ウェザーニュース / 2023年7月8日 10時20分

ウェザーニュース

今日8日(土)は梅雨前線が日本海に停滞しています。前線の活動は活発で周辺では雨雲が発達しやすく、日本海側を中心に激しい雨に警戒が必要です。

日本海に活発な雨雲

梅雨前線に伴う活発な雨雲の帯が形成されていて、一部が山陰や北陸、東北などに広がっています。山陰地方は昨夜遅くから発達した雨雲が断続的に通過し、今朝は一時的に線状降水帯が解析されました。

10時00分までの1時間の雨量は新潟県村上市で23.0mm、山形県山形市で18.0mm、鳥取県境港市で15.0mmを観測。また、12時間雨量は島根県松江市・鹿島で160.0mm、出雲市で119.0mmに達しました。

島根県内は土砂災害の危険度が高まっている地域があり、土砂災害警戒情報が発表中です。また、鳥取県と島根県には大雨警報、洪水警報。佐賀県には大雨警報が出ています。(10時00分現在)

梅雨前線の南側に非常に湿った空気

8日(土)夜の天気図と相当温位の分布

梅雨前線に向かっては、非常に暖かな空気が流れ込んでいます。

8日(土)夜の空気中に含まれる水蒸気の量を表す指標のひとつ、相当温位の分布を見ると、濃いオレンジ色で示された351K(ケルビン)以上のエリアが、梅雨前線の南側に大きく広がっている状況です。

大雨を降らせるような時は相当温位が348K以上のことが多く、今回はそのレベルに達しています。

水蒸気の量が多ければ、それだけ多くの雨を降らせることが可能で、特に「キンク」と呼ばれる前線が尖った部分や、湿った空気が山などにぶつかる地域では雨雲が発達し、激しい雨を降らせます。

明日にかけて大雨災害に特に警戒

10日(月)夜までの予想積算雨量

梅雨前線に伴う激しい雨は明日9日(日)にかけて続き、一部では10日(月)も雨が強まる見込みです。

日本海側の各地では雨量がさらに増加し、これから10日(月)夜までの積算雨量は中国地方や北陸、東海の山沿いの多い所で200~300mm、九州北部で150~200mm前後に達する見込みです。局地的にはこれよりもさらに雨の増える可能性もあります。

九州や山口県など以前の大雨により被害が出ている所では、普段よりも少ない雨で災害につながる可能性が考えられます。土砂災害や河川の氾濫などのおそれがありますので、警戒が必要です。

自治体からの情報をこまめに確認し、避難をする場合は危険になる前に、速やかに行うようにしてください。

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