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福岡や大分に大雨特別警報 昼過ぎにかけて最大限の警戒を

ウェザーニュース / 2023年7月10日 9時6分

ウェザーニュース

今日10日(月)未明から梅雨前線の南側で雨雲が急激に発達し、九州北部で断続的に猛烈な雨が降っています。福岡県と大分県には大雨特別警報が発表されており、最大限の警戒が必要です。

6時間で200mmを超える集中的な雨

10日(月)8時30分の土壌雨量指数

今日、未明頃から上空の気圧の谷の接近に伴って梅雨前線の南側で風の収束が顕著になり、九州北部で雨雲が急発達しました。

雨雲の発生地点があまり動かず、発達した雨雲が同じような所に数時間にわたってかかることで、猛烈な雨になっています。1時間の最大雨量は福岡県久留米市・耳納山で観測史上最大の87.5mm、太宰府市で85.0mmの猛烈な雨を観測。6時間で200mmを超える集中的な雨の降り方となりました。

短時間に集中的に猛烈な雨が降ったことで河川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、気象庁は福岡県と大分県の一部に大雨特別警報を発表しています。

昼過ぎまで猛烈な雨のおそれ

この後は、雨雲の発達しやすい地域が多少、移動すると見込まれるものの、昼過ぎにかけて局地的に1時間に80mmを超えるような猛烈な雨の降るおそれがあります。九州北部では、すでに被害が出ている地域だけでなく、他の地域でも河川の氾濫や土砂災害の危険性が高まる見込みです。

自治体の避難情報などを確認し、命を守る行動を取るようにしてください。

夕方には大雨の峠は越え、雨は小康状態になる見通しです。ただ、川の水位が高い状況や、土砂災害の発生しやすい状況は雨が落ち着いた後もしばらくは続きます。少なくとも今夜いっぱいは危険な所に近づかず、安全の確保が必要です。

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