九州で雨雲発達し一部に大雨警報 土砂災害の発生に警戒

ウェザーニュース

今日12日(水)の九州は大気の状態が不安定で、局地的に雨雲が発達しています。短時間の激しい雨による新たな災害の発生に警戒が必要です。

夕方にかけて雨雲が発達しやすい

九州上空には東シナ海から暖かく湿った空気が断続的に流れ込んでいます。上空の寒気を伴った気圧の谷が近づいている影響で大気の状態が不安定です。

九州北部では局地的に雨雲が発達しており、8時50分までの1時間には佐賀県佐賀市で23.5mmの強い雨を観測しました。佐賀県と大分県には大雨警報が発表されています。

これまでに大雨となった影響で、短時間の強雨でも土砂災害の危険度が高まります。夕方にかけて雨雲の発達しやすい状況が続きますので、急な斜面や増水した川など危険な所には近づかないよう警戒が必要です。復旧作業や片付けを行っている際に雨が強まってきた場合は、速やかに安全を確保するようにしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）