九州北部で土砂災害の危険度高まる 昼過ぎにかけて激しい雨に警戒

ウェザーニュース

九州は大気の状態が不安定で、朝から局地的に激しい雨が降っています。

福岡県久留米市で12時00分までの1時間に38.5mmの激しい雨を観測するなど、昼近くなって福岡県を中心に雨雲がまとまって雨量が増加、土砂災害の危険度が高まってきました。

道路冠水や落雷のおそれも

断続的に湿った空気が流れ込んでいる所に、上空の気圧の谷が進んできた影響で、九州北部では雨雲の発達がピークを迎えています。

これまでの大雨で地盤が緩んでいた所では、土砂災害の危険度が高まってきました。福岡県内には「危険」を示す紫色の領域が現れています。福岡県と大分県に土砂災害警戒情報が発表されました。


気圧の谷が東に抜ける昼過ぎにかけて雨が激しく、新たな土砂災害が発生してもおかしくありません。急な斜面など危険な所には近づかず、安全な所でお過ごしください。

また、激しい雨によって道路冠水が発生したり、落雷による停電のおそれもありますので併せて警戒が必要です。